伊良湖岬は渡り鳥スポット
更新日2021年12月26日
投稿者海辺の宿 美はま
季節の変わりめとなる春と秋は、鳥たちにとって大切な“渡り”の季節です。夏は繁殖地と越冬地を行き来する比較的遠距離の移動を“渡り”というのですが、一面では弱い鳥を切り捨てる過酷な旅なのです。現在、日本では五百数十種の野鳥が確認されていますが、大半がこの渡りを経験し、多くが伊良湖岬を通過するのです。その中でも特に壮大なタカの渡りは、10月初旬がピークで1日に数千羽もタカが大空いっぱいに、次々と対岸の志摩半島をめざして飛んで行くのが見られます。また、数の多いヒヨドリは100~500羽で大きな群れを作り帯状になったり、帯状になったり、ダンゴ状になったりしながら騒がしく飛び、その数は1日1万羽を超えることもしばしばです。この他にも北方の繁殖地で夏を過ごしたさまざまな鳥たちが時には幾百もの大きな群れで、また、時にはただ1羽っきりでもくもくと南の国をめざして飛んで行く姿が、十分堪能できることでしょう。さて、このようにタカを始めとする多くの渡り鳥が伊良湖岬を通過することがわかったのは、昭和47年10月のことです。以来伊良湖岬は、渡り鳥の重要な中継地として注目を浴びるようになりました。そして、さらに岬周辺の原生林は、渡り鳥たちの大切な休けい場所であることもわかりました。私たちは、こうした伊良湖岬の自然を理解すると共に大切に保護していかなければなりません。
住所 | 愛知県田原市伊良湖町 |
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電話番号 |
伊良湖観光ガイド http://www.irako.info/ 090-9920-2436 |
その他 |
海辺の宿 美はま http://www.irako.info/mihama/ 0531-35-6202 |